今から10年ほど前、僕より少し年下くらいの韓国人の女の子がパソコンのキーボードカタカタと自由に叩いているのを見て驚いたことがある。
なぜなら、そんなふうにキーボードを自由に使いこなせる日本人の女の子はあまり見たことがなかったからだ。
その子は別にパソコンなどに詳しい感じではなくて、どちらかというと機械に疎い感じの女の子だったから、余計にギャップが感じられたのかもしれない。
今から10年ぐらい前の話だが、現在もそんなに状況は変わっていないのではないだろうか。
韓国ではほとんどの携帯はスマホに変わってしまった感があるが、日本は未だに6割がガラケー(画面をタッチしないやつ)だ。
僕の高校・大学の同期の中でも、mixiやFacebookなどで連絡を取れる人はせいぜい半分ぐらい。
今日報道されたニュースでは、携帯電話への依存度が高い生徒が問題行動が多いと伝えていたが、使っている携帯電話の82%はスマートフォンだという。ということは、まだ2割弱はガラケーで携帯依存になっているわけだ。
ブラインドタッチにとどまらず、コンピュータそのものの家庭への浸透も、まだ完全に市民権を得た感じがしない。
それが「遅れている」と素直に感じられるほどに、韓国ではITが、だいたい40歳程度以下のほとんどの層に浸透している。
一つには、9割に迫る異常なまでの大学進学率が高さがあるだろう。
日本では、大学に行けなくても出世ができない位で食べるのには困らないだろうが、韓国では食べていけないらしい。
この国は、おそらく儒教に由来する学者志向で、小さい頃から運動よりも勉強ばかりに熱を上げさせる。
日本の大学のキャンパスは運動部の掛け声、音楽系の部の演奏の音などで放課後は賑やかなのが普通だと思うが、韓国のキャンパスはそういうものがあまり見られず、校内は静かなことが多い。
(実際は校外で飲んで騒いでいたりするのだが)
日本のあとを10年、20年遅れて辿っていると言われる韓国。
高度情報化社会で、これからどこへ行こうとしているのだろうか。