Seoul Life

韓国のソウルに住んでいます。 日本語・韓国語教育関連、文化や政治、韓国で話題のニュースや舞台などについて書いていきたいと思います。

2014年03月

IMG_0081


Macで英語・日本語以外の外国語を入力ソースとして使っている方は、多言語切替をCommand(⌘)+Spaceを何回か繰り返してやっておられることと思います。
私も韓国語を使う者としていつもそうしていたのですが、これが大変まだるっこしく、つい押しすぎてしまってまた2回押さなければならなかったりし、長年ストレスの元でした。英語や日本語は一発で切り替えられるキーがあるのに、韓国語はなぜそれができないのだろうと思い、フリーソフトなどを片っ端から当たってみたのですが、どれもうまく行かず、壁にぶち当たっていました。
Macのショートカットキーについては、実はKarabinerという優れたソフトがありまして、各国語に対応したショートカットが用意されており、このなかにfor Koreanという韓国語入力用のモードも用意されているのですが、これは英語と韓国語のみを使う場合にこの二つを入れ替える機能しかなく、これも十分なものではなかったのです。
ここまでで半分諦めかけていたのですが、ダメ元でKarabinerのコミュニティ掲示板に質問をしてみたところ、救世主が!(Karabinerは少し前のバージョン9.3.0までKeyRemap4MacBookという名前でした)
なんとまったく同じような質問をした人が外国にいて、それにこの方が解決法を出して下さっていた(しかもそれはほんの数週間前のことでした)のを教えてくださったのです! 
感謝感謝!
教えていただいたコードを使って、見よう見まねでコードを組み立て、お陰で韓国語だけではなく、日本語・英語に以外に3つまでの多言語を使っている方用に、それぞれ5通りのショートカットキーを指定できるように作ってみました。
ここではその方法をご紹介します。(Ver.4.3)

※ 最新版 ver.7.0(2015.8.29)が出ています。
インストールはこちら http://seoul-life.blog.jp/archives/41528657.htmlから
お願いします!


One Shot Input Source Short Cut(Ver.4.3)​設定の仕方
 
1. まず、Karabinerというフリーソフトを使うのでこれをインストールします。

↓ここからダウンロードしてインストールできます。
2. インストールしたら、Launchpadから起動します。
(僕はLaunchpadの1ページ目に持ってきました。)
28


これはMacのさまざまな入力方法を細かくカスタマイズできる優秀なソフトです。
使い方は
https://pqrs.org/osx/karabiner/document.html.ja
に書いてありますが、今回はこれを覚える必要はありません。
 

3. 起動したら、上部右側の「Misc&Uninstall」というタブをクリックします。

次に真ん中辺り真ん中辺りにあるCustum Settingのところの「Open private.xml」をクリックします。
スクリーンショット_2014-08-09_5_17_57


すると「private.xml」というファイルのあるフォルダが開きます。(拡張子を表示させていない人には「private」に見えます)


4. このprivate.xmlを右クリックし、「このアプリケーションで開く」から、「テキストエディット」などのエディタソフトで開きます。
中身は3行しかないはずです。(※中身が3行でなくたくさん記述してある場合、すでにKarabinerで他の設定をしている可能性があります。注2をご参照ください)


5. そこに以下のリンク先の英文のコードの文章をコピーして、貼り付けます。

→こちら(Ver. 4.3 英語版)

→(日本語版はこちらのVer. 3.6 旧バージョンしかありません)

この文章をCommand + A で全て選択し、右クリック→コピー、またはCommand + Cでコピーし、それを先ほど開いたprivate.xmlの中の
<root>の直後に右クリック → 貼り付け、またはCommand + V で貼り付けます。(<root>と</root>の間に貼り付けること!)

※バージョンアップされる場合も、<root>と</root>の間に同じように貼り付けてください。
Private-JP

(Ver.3.7以降は英語版のみ更新していますので、英語版の使用をお勧めします。以下は全て最新版の機能を説明しています。)

6. 貼り付けたらそのまま保存して、「private.xml」を閉じます。


7.システム環境設定の「キーボード」から、「ショートカット」のタブを開き、“入力メニューの次のソースを選択”がチェックされていて、ショートカットが「⌥⌘スペース」になっていることを確認して下さい。

11
 
もしそうなっていない場合は、下にある「デフォルトに戻す」をクリックし、 “入力メニューの次のソースを選択”がチェックされていることを確認します。
 

8. 再びKarabinerに戻ります。
一番左のタブの「Change Key」をクリックします。

スクリーンショット_2014-08-09_5_34_38
9. 右にある「Reload XML」をクリックします。

すると、
「One Shot Input Source Shortcut 4.3 - For Multi Input Source User 4.3(入力ソース一発切替ショートカットキー )」と
「Hangul to Hanja(ハングルを漢字変換)」というメニューが現れます。 
「One Shot Input Source Shortcut 4.3 - For Multi Input Source User 4.3(入力ソース一発切替ショートカットキー) 」をクリックすると、第1〜第5入力ソースへの10種類のショートカット設定が現れます。
59

用意した多言語用ショートカットは、以下の10種類です。
  • 右Command(⌘)
  • 右Option(⌥)
  • fnキー
  • 左Command(⌘)
  • 左Option(⌥)
  • 左Control(^)
  • かなキー(or 韓/英キー)
  • 左Control(^) + K
  • 左Control(^) + i 
  • 左Command(⌘) + Space
この10種類それぞれに別々の入力ソース(言語)を割り当てることが可能です(5つまで)。

10. これらのチェックのどれかを上の画面のようにオンにすると、直ちに各設定が有効になります。
同じ入力ソースに対して複数の設定が可能ですが、一つのショートカットキーの指定は当然1つのみ(一番上のもの)が有効です。
  

11. ここで注意するのは、設定したいのが何番目の入力ソースなのかということです。
この順番を知るために、以下を試します。
 (1) 一度英数キーを押して英数モードにする。
 (2) Option+Command+Spaceを繰り返し押して、何度押すと目的の入力ソースに切り替わるかを見る。(画面中央に言語表示は出ません。右上の入力ソースアイコンが切り替わるのを見てください。切り替わらない場合は、7.を再度確認してください。)英語は第1ソースです。
 もし2回押したら目的の入力ソースになったという場合は、3番目のものになるので、第3入力ソースをショートカットで設定することになります。
3回押した場合は第4入力ソース、4回押した場合は第5、となります。
 
実は入力したい言語によって、何番目に来るかの順序が変わります。例えば日本語モードで韓国語を入れて全部で3つの入力ソースを使っている場合は、順番は英-日-韓になるので、韓国語は第3入力ソースになりますが、中国語の場合は英-中-日になりますので、中国語は第2入力ソースになるようです。
(OSが韓国語モードのときは韓国語入力は第2入力ソースでした。) 
そこで、たとえば韓国語と中国語を追加して全部で4つの入力ソースを使う場合、右Commandで第2入力ソース(中国語)、fnキーで第4入力ソース(韓国語)のようにショートカットキーを指定することが可能です。

(“キーボード”環境設定の「入力ソース」から、下のように視覚的に見ることも可能です。
英語を第1として、その下が第2、第3、そして下から上へと続きます。
この場合、「ことえり」は日本語入力の中に「全角英字」、「カタカナ」、「半角カタカナ」、「英字」が含まれているので注意します。)
 スクリーンショット_2014-08-09_6_10_13


おすすめは最初の「右command(⌘)で第◯入力ソースに切り替え」です。
かなキーのすぐ右隣りのcommand(⌘)のキーが、そのままダイレクトに3番目の言語キーになるので、分かりやすくいい感じです。
USキーボードを使っている方も、これで右のCommandキーをかなキーの代わりに使うことも出来ます。
もう1言語加えるときはfnキーに設定すると最下段に全てのショートカットが並ぶので分かりやすいと思いますが、ちょっと押しにくいかもしれません。

これが押しにくいという方は、左control(^) + Kまたは i で切り替えるのが楽だと思います。これはホームポジションで楽に打てます。僕は左control(^) + iを主に使っています。
(ホームポジションのままで打てるcontrol + Kも用意してみたのですが、これは通常カタカナ変換に使われているもので、これに指定するとカタカナ変換はできなくなります)
従来の左command(⌘) + Spaceに慣れてしまっている方は、左command(⌘) + Spaceを一発変換キーにしてしまってもいいでしょう。(※注3)

 
また、「左Control(^)+Jで日本語入力に切り替え」機能も追加してみました。
Jで日本語、Kで韓国語、のような使い方ができます。

他に、韓国語入力をする方のために
「fnキーでハングルを漢字変換」
「Control(^)+Lでハングルを漢字変換」(ホームポジションでできます)
というコマンドもおまけで用意してみました。
ハングルの漢字変換はもともとOption+Enterでできるですのでですが、よく忘れてしまうので……。

=======================
注意
※注1. この設定のためには、ことえりのカタカナや全角英字など、入力ソースが多いと5番目までで収まらず、うまく行きません。(コードを書き換えて6番目移行も増やせば可能ですが……)
「システム環境設定」の、「キーボード」>「入力ソース」 の中で、日本語の中のひらがな以外の入力ソースは解除してしまうのがオススメです。
もしことえりを使いたくない場合、他の英語入力ソースを入れれば、ことえりを削除できるようになります。
ちなみに僕は、Canadian EnglishとGoogleIMEのひらがなのみとを入れて、ことえりは削除しました。この方が色が違って識別もしやすいです。

注2. private.xmlを開いたとき、何かたくさん記述されている場合は、すでにこのソフトを使って他のキーボード設定をされている方だと思います。実は僕も、親指シフトの設定でこれを使っていたので、すでにprivate.xmlのなかにプログラムが書き込まれていました。
この場合、念の為にprivate.xmlをどこかにバックアップとしてコピーを作っておいたほうがいいでしょう。
そしてこのファイルの中の<root>のすぐあとに、上のリンクのコードを貼り付けすれば、他の設定と共存が可能です。他の要素の</item>のあとに入れても大丈夫です。僕も親指シフト設定と一緒にこれらショートカットの設定を使っています。

※注3. 「左command(⌘) + Spaceで第◯入力ソースに切り替え」を選択すると、従来のように左command(⌘) + Spaceで入力ソースを“順番に”手動で切り替えることができなくなります。
この場合、最初にやったようにOption+Command+Spaceを繰り返し押して手動で切り替えることが可能です。(この際は画面中央に入力ソース名は表示されません)
手動で切り替えるためのキーは、「システム環境設定」の「ショートカット」の「入力ソース」で「前の入力ソースを選択」の右に表示されているキーをクリックすることにより、別のショートカットキーを指定し直すことが出来ます。
 

※注4. なお、韓国語の外付けキーボードでは右commandキーがなくその位置に「한/영」キーと「한자」キーがあったりします。
そのようなキーボードの中には、日本語入力が入っているMac環境において、なぜか「한/영」キーが「日本語切替」、「한자」キーが「英数切替」キーとして機能してしまう場合があります。
この場合、日本語を入力ソースに入れず、英・韓のみ使用する場合であれば、Karabinerにもともと解決策があります。
やり方は、Karabinerの「Change Key」タブのなかの「For Korean」にあるキーボード別の設定(Mac キーボード、バーチャルPCキーボード、外部韓国語キーボードの順)で、各ショートカットキー設定をオンにするだけです。すると、「한/영」キーと「한자」キーがちゃんと機能するようになります。

しかし、日本語を入力ソースに入れている場合(日・英・韓の場合等)は、この「For Korean」設定はうまく機能しません。(韓国語キーボードの「한/영」キーがかなキーとして作用し、また本体のかなキーは「한/영」キーになってしまいます)
そこで、"One Shot Input Source Shortcutで設定できるショートカットキーをうまく使って、韓国語に切り替えるのがよいでしょう。
また、日本語キーボードのMacで韓国語OSモードを利用する場合も、これが有効でしょう。


※注5.入力言語を新しく入れた場合、最初はうまく切り替わりませんが、command+Spaceで一度指定してやると、それ以降はきちんと切り替わるようになります。

このショートカット機能は、Mac OSのバグで他の入力ソースへの切り替えがダイレクトに反映されないため、Karabinerのプログラムで強制的にまず英語入力にしたあと何度もすばやく言語切替をさせ、指定の入力ソースで止まるように設定したものです。
コードを書き換えれば、他のショートカットキーを設定したり、入力言語をさらに増やしたりすることも可能です。
 
 
【※更新履歴】
・右commandキーでも従来のように右command+deleteでファイル等の削除をすることができるようになりました! ――(Ver.3.1) 2014.3.22
・日本語キーボード用という記述をなくし、設定画面の構成を変更しました。  ――(Ver.3.2) 2014.3.22
・KeyRemap4MacBookがメジャーバージョンアップしてKarabinerに名称変更しました。Karabiner10.1.0バージョンにて動作確認済みです。 ーー2014.8.9
・KeyCode::VK_WAIT_10MSの待機時間を減らし、なるべく瞬間的に目的言語に変わるようにしてみました。ーー(Ver.3.3)
・「左Control(^)+Jで日本語入力に切り替え」機能を追加しました!ーー(Ver.3.4)
・解説の中で第◯入力ソースかの判定の方法の数字が間違っていたので訂正しました。正しくは、Option+Command+Spaceを2回押したら目的の入力ソースになる場合は、第3入力ソースでした。 ーー2014.8.9
・システム環境設定の言語設定で、“入力メニューの次のソースを選択”がチェックされていない場合にエラーとなる問題を追記しました。 ーー2014.8.9
・韓国語入力のための漢字変換のショートカットを、「かなキーでハングルを漢字変換」から、「fnキーでハングルを漢字変換」に変更しました。 ーー(Ver.3.5) 2014.8.9
・インストールのための方法を分かりやすく書き直しました。 ーー2014.8.9
・「fnキーで第◯入力ソースに切り替え」ショートカットを追加しました! ーー(Ver.3.6) 2014.8.9
・private.xmlファイルが文字化けする場合のためのダウンロード先を作りました。 ――2014.8.11
・英語版を作成しました!※以降のバージョンアップは英語版で行います。 ――2014.8.12 
・左Commandキー、左Optionキー、左Controlキーのショートカットを追加しました! (Ver. 4.0)  ――2014.8.12 
・第1入力ソースである英語へのショートカットを追加しました! これで、英数キーのないUSキーボード等でも一発で英語に変換できます。 (Ver.4.1)――2014.8.15
・かなキー(韓/英)をショートカットに追加しました! 右Optionをハングルの漢字変換キーに設定するショートカットを追加しました! (Ver.4.2)――2014.8.15
・韓国語の紹介ページを作成しました! → http://blog.naver.com/minority25/220092617752
・韓国語外部キーボード用の漢字キーの設定を追加しました! ――(Ver.4.3) 2014.8.15 



秋に、国際交流基金からの招待で、「祝/言」という日中韓共同制作の演劇を大学路の劇場で鑑賞した。
その記事が先日、国際交流基金のブログに出ていた。 


日・中・韓で共有された被災地の痛み―演劇「祝/言」
-長谷川孝治(青森県立美術館舞台芸術総監督、「祝/言」劇作・演出家)-

(国際交流基金ブログ) 



教授から行って見なさいと言われて行ったこともあり、事前にどういう話かまったくわからなかったため、一緒に行ったみんな(韓国人)はあまり期待していなかったようだったが、内容が素晴らしく、見終わった後に皆本当によかったと口々に言っていた。

自分も以前日中韓の共同制作作品2つの制作に参加したことがあったが、

(コンキチ http://youtu.be/80rJ4Rp3RIs)

(もう一つのシルクロード http://youtu.be/NMArUNRaYak)

このような作品こそ国際交流基金のような支援をする意味のある公演だと感じさせてくれる内容だった。


僕は途中、あの日のことを思い出しいたたまれない気持ちになったが、韓国の人々はどう感じていただろうか。


この作品の中で、東北の大学で中国人の先生のゼミ学生であった日本人青年と韓国人の女性が、東北の海岸沿いのホテルで祝言を上げることになり、日中韓の音楽家が集まって前日にリハーサルで合奏をする。

それはまさに文化の違いを超えた心の交流の場であった。

しかし、その直後、無情にも大地震と大津波が街を襲う。

生き残ったのは偶然その場にいなかった中国人の先生と福島出身の日本人の2人だけ。


この作品のために東北を始め韓国、中国を出演者とともに回って来たことが、写真とともに演出されていた。


あれからもうすぐ3年が経つ。

津波の映像を見つめ続け、ACの広告と緊急地震速報のシグナルがトラウマになったあの日々を思い出す。

あれから何ができただろうか。

あれからちゃんと変われただろうか。

あの日にたくさんの人たちにさようならをして、僕たちはいまどこへ行こうとしているのだろうか。 

今から10年ほど前、僕より少し年下くらいの韓国人の女の子がパソコンのキーボードカタカタと自由に叩いているのを見て驚いたことがある。
なぜなら、そんなふうにキーボードを自由に使いこなせる日本人の女の子はあまり見たことがなかったからだ。
その子は別にパソコンなどに詳しい感じではなくて、どちらかというと機械に疎い感じの女の子だったから、余計にギャップが感じられたのかもしれない。
今から10年ぐらい前の話だが、現在もそんなに状況は変わっていないのではないだろうか。
韓国ではほとんどの携帯はスマホに変わってしまった感があるが、日本は未だに6割がガラケー(画面をタッチしないやつ)だ。
僕の高校・大学の同期の中でも、mixiやFacebookなどで連絡を取れる人はせいぜい半分ぐらい。
今日報道されたニュースでは、携帯電話への依存度が高い生徒が問題行動が多いと伝えていたが、使っている携帯電話の82%はスマートフォンだという。ということは、まだ2割弱はガラケーで携帯依存になっているわけだ。
ブラインドタッチにとどまらず、コンピュータそのものの家庭への浸透も、まだ完全に市民権を得た感じがしない。
それが「遅れている」と素直に感じられるほどに、韓国ではITが、だいたい40歳程度以下のほとんどの層に浸透している。
一つには、9割に迫る異常なまでの大学進学率が高さがあるだろう。
日本では、大学に行けなくても出世ができない位で食べるのには困らないだろうが、韓国では食べていけないらしい。
この国は、おそらく儒教に由来する学者志向で、小さい頃から運動よりも勉強ばかりに熱を上げさせる。
日本の大学のキャンパスは運動部の掛け声、音楽系の部の演奏の音などで放課後は賑やかなのが普通だと思うが、韓国のキャンパスはそういうものがあまり見られず、校内は静かなことが多い。
(実際は校外で飲んで騒いでいたりするのだが)
日本のあとを10年、20年遅れて辿っていると言われる韓国。
高度情報化社会で、これからどこへ行こうとしているのだろうか。

↑このページのトップヘ